患者様
70代 男性
これまでの患者様の経過について
２０歳の頃から症状発症。
両側臀部の熱い感じ。両下肢の冷え。
整形外科受診し、辷り症と診断。
症状改善目的で来院。
治療前の症状について
起床時の鼠径部の奥の強い痛み。
・治療前の痛みレベル
| 腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
|---|---|---|---|---|
| 痛みの度合い | 9 | 7 | 8 | 9 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛み部分-腰、臀部
前屈：可能
後屈：右腰痛みあり
ラセーグ：右７０度 陽性
圧痛点：L3/4，4/5 右腰から臀部にひびく痛み
・日常動作
腰を曲げると症状緩和。
真っ直ぐ立位保持は痛む。
寝ているだけで右の鼠経部あたりが痛む
画像及び所見について
- L1/2，2/3，3/4，4/5-脊柱管狭窄症
- L4-辷り症
以上のことが画像上認められます。
・L2/3，3/4，4/5-高度の脊柱管狭窄症のため症状の原因の可能性が高い。
L1/2は軽度の脊柱管狭窄症のため症状の原因の可能性がある。
治療について
患者様と相談の元、L1/2，2/3，3/4，4/5にセルゲル法を施行
治療は丸山医師が行いました。
治療は50分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用：1,320,000円/1箇所（税込み）～1,760,000円/5箇所（税込み）
※この患者様のケースの費用：セルゲル4箇所＝1,650,000円/4箇所（税込み）
セルゲル法のリスク・副作用：治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1～2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長